SNS投稿の転載・スクショはどこまで合法か——X・Instagram・TikTok別に著作権を解説

SNS転載・スクショの著作権ルール 引用・転載ルール

「この投稿、面白いからシェアしよう」——SNSでよく見る光景ですが、どこまでが合法でどこからが著作権侵害になるのか、意外と知られていません。

この記事では、X(旧Twitter)・Instagram・TikTokの投稿を転載・スクリーンショットする行為の著作権上の扱いを、プラットフォームごとに解説します。

この記事でわかること
・SNS投稿の著作権は誰に帰属するか
・プラットフォームのリポスト機能と著作権の関係
・スクリーンショットを別投稿として上げる行為のリスク
・X・Instagram・TikTokそれぞれの転載ルール
・「引用」として転載するための条件

1.SNS投稿の著作権は投稿者に帰属する

SNSに投稿した文章・画像・動画は、投稿した人の著作物です。プラットフォームに投稿しても著作権は移転しません。各サービスは利用規約において、コンテンツの表示・配信に必要な範囲でのライセンスを取得しますが、著作権自体はユーザーに残ります。

2.プラットフォームのリポスト・シェア機能は基本的にOK

各SNSが提供するリポスト・シェア・埋め込み機能を使う場合、利用規約上は適法とされることが多いです。これは、投稿時に「プラットフォームの機能による共有を許可する」ライセンスが暗黙的に与えられると解釈されるためです。

3.スクリーンショットの再投稿は侵害リスクあり

問題になるのは、スクリーンショットを撮って別の投稿として上げる行為です。これは元の著作物の「複製」および「公衆送信」にあたり、著作権侵害になる可能性があります。

スクリーンショット再投稿のリスク
・元の著作物の複製権(著作権法第21条)の侵害
・公衆送信権(著作権法第23条)の侵害
・プラットフォームの利用規約違反でアカウント停止のリスク
・元投稿者からの削除要求・損害賠償請求のリスク

4.X・Instagram・TikTok別の転載ルール

X(旧Twitter)

リポスト機能は利用規約上適法。引用ポストも同様。ただしスクリーンショットを別ツイートとして投稿することは複製行為にあたります。Xの埋め込みコード(oembed)を使った他サイトへの表示は適法です。

Instagram

Instagramの公式シェア機能(ストーリーズへのシェア等)は適法。他サービスへの投稿・スクリーンショットの再投稿は規約違反かつ著作権侵害のリスクがあります。

TikTok

TikTokのデュエット・ステッチ機能は規約上の機能ですが、元動画の著作権は変わりません。ダウンロードして他サービスに投稿することは著作権侵害になります。

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5.「引用」として転載するための条件

著作権法第32条に基づく「引用」として転載するには、①主従関係(自分のコンテンツが主、引用が従)、②明瞭区別性、③出所明示、④必要最小限の範囲であること、が必要です。SNSでの単純な転載・シェアはこれらの要件を満たさないことが多いです。

よくある質問(FAQ)

Q1. Instagramの投稿をスクリーンショットして保存するだけでも著作権侵害ですか?
・A. 個人的な視聴・鑑賞目的での保存は私的使用(著作権法第30条)として侵害になりません。ただし、その画像を他者に送ったり、別のSNSに投稿したりすると侵害になる可能性があります。
Q2. ニュース記事のスクリーンショットをXに投稿することは合法ですか?
・A. 原則として著作権侵害になります。記事の文章・レイアウト・写真には著作権があり、スクリーンショットを投稿することは複製・公衆送信権の侵害にあたります。記事のURLをシェアする方法を使うことを推奨します。
Q3. TikTokで流れていた音楽を使って自分の動画を作るのは著作権侵害ですか?
・A. TikTokの提供する楽曲機能を使って作成した動画をTikTok内で投稿する場合は利用規約上適法です。ただしその動画をダウンロードして他プラットフォームに投稿することは規約違反・著作権侵害になります。

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